こんにちは、関原デンタルクリニックです。
「電動歯ブラシの方がよく磨けるって聞くけど本当?」
「種類が多くてどれを選べばいいかわからない」そんな疑問をお持ちではありませんか?
電動歯ブラシは、手磨きでは落としにくいプラークを効率よく除去できる便利なアイテムですが、
正しい使い方や選び方を知らないと、十分な効果が得られないこともあります。
今回は、電動歯ブラシの種類や特徴、メリット・デメリット、使用時の注意点まで、
わかりやすく解説します。

電動歯ブラシの特徴とは?
電動歯ブラシは、内蔵されたモーターの力でブラシが自動的に動き、
歯の表面や歯間の汚れを効率よく除去できるのが大きな特徴です。
手磨きでは一つひとつの動作を自分で行う必要がありますが、
電動歯ブラシでは「動かす力」が機械的に加わるため、
短時間でも一定の清掃効果が得られるとされています。
最近では、タイマー機能や圧力センサーが搭載されたモデルも多く、
力の入れすぎによる歯や歯ぐきへのダメージを防ぐ設計になっているものもあります。
電動歯ブラシの主な種類

市販されている電動歯ブラシは、大きく分けて以下の3種類があります。
それぞれに特徴があり、使い心地や効果も異なります。
【回転式】
ヘッドが左右に回転して汚れを除去します。
歯にしっかり当てることで汚れを落としやすいとされていますが、
強く当てすぎると歯ぐきに刺激を与えることもあるため、注意が必要です。
【音波式】
1分間に約3万回以上の高速振動で、歯と歯ぐきの境目や歯間の汚れを浮かせて落とします。
音波による水流効果があり、歯周ポケットのケアにも適しています。
【超音波式】
1MHz前後の超音波の微細振動により、プラークの構造を乱す効果が期待されています。
現在は、音波式と組み合わさったモデルが主流です。
電動歯ブラシのメリットとデメリット
【メリット】
◎清掃力が安定しやすい
誰が使っても一定の振動や動きで磨けるため、
手磨きより磨き残しが少なくなりやすい傾向があります。
◎力を入れずに磨ける
自動でブラシが動くため、ゴシゴシ磨く必要がなく、
歯や歯ぐきへの負担が少ないのも特徴です。
◎時短にもつながる
短時間でも効率的に磨けるため、忙しい朝のケアにも便利です。
◎子どもや高齢の方にも使いやすい
腕や手の動きが制限される方にも負担が少なく、介護現場でも活用されています。
【デメリット】
×費用がかかる
本体価格のほかに、定期的なブラシ交換も必要です。
機能が多いモデルほど価格が高くなります。
×使い方に慣れが必要
自分でブラシを動かす必要がない分、当て方や角度に注意が必要です。
間違った使い方では十分に汚れが落ちません。
×すべての人に最適とは限らない
インプラントやブリッジ、矯正装置がある方は、
歯科医師に相談のうえで使用を判断することが大切です。
使用時の注意点

電動歯ブラシを効果的に使うには、
「正しい当て方」と「過度な力を入れないこと」が重要です。
・歯の面に対して軽く当てる
・歯と歯ぐきの境目に45度の角度で当てる
・1〜2秒ずつ、ゆっくりと移動させて磨く
・強く押しつけない(多くの製品に圧力センサーあり)
また、ブラシの交換目安は1〜3か月が一般的です。
毛先が広がってきたら早めに交換しましょう。
まとめ
電動歯ブラシは、適切に使えば効率的で効果的なセルフケアのサポートアイテムになります。
ただし、種類や使い方によって清掃効果に差が出ることもあるため、
自分に合ったものを選び、正しい方法で使うことが大切です。
当院では、患者様の歯の状態やライフスタイルに合わせた
電動歯ブラシの選び方・使い方もアドバイスしております。
気になる方は、ぜひお気軽にご相談ください。
日付: 2025年11月6日 カテゴリ:お知らせ, スタッフブログ, 電動歯ブラシってどうなの?種類とメリット・注意点をわかりやすく解説
















