アーカイブ: 2025年11月6日

電動歯ブラシってどうなの?種類とメリット・注意点をわかりやすく解説

こんにちは、関原デンタルクリニックです。

「電動歯ブラシの方がよく磨けるって聞くけど本当?」
「種類が多くてどれを選べばいいかわからない」そんな疑問をお持ちではありませんか?

電動歯ブラシは、手磨きでは落としにくいプラークを効率よく除去できる便利なアイテムですが、
正しい使い方や選び方を知らないと、十分な効果が得られないこともあります。

今回は、電動歯ブラシの種類や特徴、メリット・デメリット、使用時の注意点まで、
わかりやすく解説します。


電動歯ブラシの特徴とは?

電動歯ブラシは、内蔵されたモーターの力でブラシが自動的に動き、
歯の表面や歯間の汚れを効率よく除去できるのが大きな特徴です。

手磨きでは一つひとつの動作を自分で行う必要がありますが、
電動歯ブラシでは「動かす力」が機械的に加わるため、
短時間でも一定の清掃効果が得られるとされています。

最近では、タイマー機能や圧力センサーが搭載されたモデルも多く、
力の入れすぎによる歯や歯ぐきへのダメージを防ぐ設計になっているものもあります。


電動歯ブラシの主な種類

市販されている電動歯ブラシは、大きく分けて以下の3種類があります。
それぞれに特徴があり、使い心地や効果も異なります。

【回転式】


ヘッドが左右に回転して汚れを除去します。
歯にしっかり当てることで汚れを落としやすいとされていますが、
強く当てすぎると歯ぐきに刺激を与えることもあるため、注意が必要です。

【音波式】


1分間に約3万回以上の高速振動で、歯と歯ぐきの境目や歯間の汚れを浮かせて落とします。
音波による水流効果があり、歯周ポケットのケアにも適しています。

【超音波式】


1MHz前後の超音波の微細振動により、プラークの構造を乱す効果が期待されています。
現在は、音波式と組み合わさったモデルが主流です。


電動歯ブラシのメリットとデメリット

【メリット】

◎清掃力が安定しやすい

誰が使っても一定の振動や動きで磨けるため、
手磨きより磨き残しが少なくなりやすい傾向があります。

◎力を入れずに磨ける


自動でブラシが動くため、ゴシゴシ磨く必要がなく、
歯や歯ぐきへの負担が少ないのも特徴です。

◎時短にもつながる


短時間でも効率的に磨けるため、忙しい朝のケアにも便利です。

◎子どもや高齢の方にも使いやすい

腕や手の動きが制限される方にも負担が少なく、介護現場でも活用されています。

【デメリット】

×費用がかかる
本体価格のほかに、定期的なブラシ交換も必要です。
機能が多いモデルほど価格が高くなります。

×使い方に慣れが必要
自分でブラシを動かす必要がない分、当て方や角度に注意が必要です。
間違った使い方では十分に汚れが落ちません。

×すべての人に最適とは限らない
インプラントやブリッジ、矯正装置がある方は、
歯科医師に相談のうえで使用を判断することが大切です。


使用時の注意点

 電動歯ブラシを効果的に使うには、
「正しい当て方」と「過度な力を入れないこと」が重要です。

・歯の面に対して軽く当てる
・歯と歯ぐきの境目に45度の角度で当てる
・1〜2秒ずつ、ゆっくりと移動させて磨く
・強く押しつけない(多くの製品に圧力センサーあり)

また、ブラシの交換目安は1〜3か月が一般的です。
毛先が広がってきたら早めに交換しましょう。


まとめ

電動歯ブラシは、適切に使えば効率的で効果的なセルフケアのサポートアイテムになります。
ただし、種類や使い方によって清掃効果に差が出ることもあるため、
自分に合ったものを選び、正しい方法で使うことが大切です。

当院では、患者様の歯の状態やライフスタイルに合わせた
電動歯ブラシの選び方・使い方もアドバイスしております。
気になる方は、ぜひお気軽にご相談ください。

武蔵小杉の歯医者【関原デンタルクリニック】

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