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CURAPROX(クラプロックス) 歯ブラシ

5460本の植毛でプラークを効率良く除去できる
「クラプロックス(cs5460)」

歯ブラシにはいろいろな種類があり、それぞれに異なる特徴があるため、
どれを選んだら良いのか迷っている方も多いことでしょう。
そんな中で歯科医師や歯科衛生士といった口腔の専門家からおすすめしたいのは
【CURAPROX(クラプロックス)cs5460】という歯ブラシです。
薬局やドラッグストアなどでは目にすることがなく、
この名前を始めて耳にした方もいらっしゃいますよね。
今回はそんな歯科医師もおすすめする歯ブラシ【CURAPROX(クラプロックス)cs5460)】
特徴や使い方について、関原デンタルクリニックがわかりやすく解説します。


【CURAPROX(クラプロックス)cs5460】とは

【CURAPROX(クラプロックス)cs5460)】とは
ケアの先進国であるスイスのクラデンAG社が開発した歯ブラシです。
植毛本数が標準的な歯ブラシの約10倍である5460本に及ぶことから、
“cs5460”という名前が付けられています。
その他、持ち手の部分が八角形になっていたり、
独自開発のCuren繊維(クーレンファイバー)を使用していたりするなど、
日本製の歯ブラシには見られない特徴があります。
実物を見てみると植毛本数の多さや持ち手が特殊であることにすぐ気付くことでしょう。


【CURAPROX(クラプロックス)cs5460)】の特徴

クラプロックスには、次に挙げる3つの特徴があります。

【特徴1】高密度な植毛でブラッシング効果を最大化

クラプロックスの最大の特徴は、植毛本数の多さが実現するブラッシング効果の最大化です。植毛本数は標準的な歯ブラシの約10倍なので、ワンストロークで歯面のプラークを効率良く除去できます。しかもクラプロックスの毛先は丸く加工されており、超極細(0.1mm)でもあるため、歯や歯茎を傷める恐れがほとんどないのです。歯と歯茎の境目も優しくブラッシングできます。

【特徴2】八角形のハンドルで角度を微調整しやすい

クラプロックスの持ち手(ハンドル)部分は、八角形をしているため、歯ブラシの角度を微調整しやすいです。とくに歯ブラシの角度が重要となる歯と歯茎の溝を磨く際に重宝します。歯並びに乱れがある方でも、その都度歯ブラシの角度を調整しながら、プラークを効果的に除去できます。

【特徴3】弾力があって撥水しやすいCuren繊維を使用

Curen繊維(クーレンファイバー)は、クラデンAG社が自社開発した繊維で、弾力性に富んでおり、とてもやわらかい(ウルトラソフト)ため、ブラッシング時に歯茎をマッサージする効果も期待できます。同時に、撥水性も高く、衛生的な状態を維持しやすいことから、標準的な歯ブラシよりも長く使用できます。標準的な歯ブラシなら1ヵ月に1回の交換が必要となりますが、クラプロックスなら3ヵ月に1回に交換すれば十分なのです。


おすすめの理由

歯科医師や歯科衛生士は、次に挙げる理由から
【CURAPROX(クラプロックス)cs5460)】おすすめしています。

おすすめ1:プラーク除去効果が高い

おすすめ2:歯や歯茎を傷めにくい

おすすめ3:歯ブラシの角度を細かく調節できる

おすすめ4:撥水性が良くて衛生的

おすすめ5:標準的な歯ブラシよりも長く使える


クラプロップスの使い方

クラプロックスで歯ブラシする時には、
八角形のハンドル部分を上手に活用することが大切です。
基本は鉛筆を持つ形のペングリップで、
八角形の平面の部分に親指・人差し指・中指を当てます。
歯と歯茎の境目を磨く場合は、毛先が歯面に対して45度となるように微調整してください。
そうすることで歯肉縁の中にたまった歯垢や食べカスを無理なく取り除けます。
歯並びが入り組んでいる部分は、適宜、歯ブラシを微調整しながら、
最適な角度を探り、磨き残しが生じないようブラッシングしてください。

武蔵小杉の歯医者【関原デンタルクリニック】

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モンダミンハビットプロ

モンダミンハビットプロについて【歯科医院専売】

「歯周病や口臭を効率よく予防したい!」そんな方には、歯科医院しか買えない
【モンダミンハビットプロ(洗口液)】がおすすめです。


モンダミンハビットプロとは

【モンダミンハビットプロ】とは、その名の通りプロユース向けの【モンダミン】です。
皆さんもよくご存知のアース製薬から販売されている製品で、歯科医院専売となっています。
これまで洗口液を使ってこなかった方はもちろん今現在、標準的なモンダミン
を使っている方にも歯科医師や歯科衛生士から強く推奨できる洗口液です。


モンダミンハビットプロの特徴

【特徴1】歯周病の改善・予防に効果がある

【モンダミンハビットプロ】には、
歯周病菌を始めとした口腔内細菌を殺す作用、
歯茎の炎症を防ぐ作用、歯茎からの出血を予防する作用が期待できます。
これらの作用が歯周病の症状を改善、もしくは歯周病の発症を予防するのに役立ちます。

【特徴2】長く続く殺菌効果

歯垢の下地となり、細菌の温床ともなるバイオフィルムは陰イオン性です。
【モンダミンハビットプロ】の薬用成分のひとつである
セチルピリジニウム塩化物水和物(CPC)は、陽イオン性なので、
バイオフィルムの表面に付着して長時間、殺菌効果を発揮します。
その結果、歯垢の形成も抑制されます。

【特徴3】歯科医療の現場から生まれた洗口液

【モンダミンハビットプロ】は、歯科医師や歯科衛生士といった口腔のプロフェッショナルの
意見をもとに作られた洗口液です。その効果や極めて高く、歯周病や口臭を効
率良く予防できます。ただし、プロユース向けなので、歯科医院でしか買うことができま
せん。


モンダミンハビットプロの3つの薬用成分

薬用成分①:【セチルピリジニウム塩化物水和物(CPC)】


有害な細菌を殺し、歯垢の付着を抑制します

薬用成分②:【トラネキサム酸(TXA)】


抗炎症作用によって、歯茎の腫れを防ぎます


薬用成分③:【グリチルリチン酸ジカリウム(GK2)】


歯肉炎による歯茎からの出血を抑えます


使い方

手順①:歯磨きが終わった後にモンダミンハビットプロを
10~20ml口に含みます。製品の蓋が計量カップになっており、
カップの半分まで注ぐと約20mlとなります。


手順②:モンダミンハビットプロを口に含んだまま
20~30秒間うがいをします。


手順③:うがい後、薬剤を吐き出したらケアは終わりです。
お口の中を見ずでゆすぐ必要はありません。


まとめ


今回は、歯科医院でしか買えない洗口液【モンダミンハビットプロ】について、
武蔵小杉の関原デンタルクリニックが解説しました。
【モンダミンハビットプロ】には、3つの薬用成分が配合されており、
歯周病や口臭を効率良く予防できます。
使い方もシンプルで、好きな時に好きな場所で手軽に使用できることから、
洗口液の活用を習慣化しやすいことかと思います。
皆さんもブラッシングやフロッシングにプラスαで、
モンダミンハビットプロによる口腔ケアを行ってみませんか?

武蔵小杉の歯医者【関原デンタルクリニック】

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入れ歯安定剤について

入れ歯安定剤とは

入れ歯は、いくつかの理由で装着感が悪くなりやすい装置といえます。
皆さんも食べ物を噛むと入れ歯がズレたり、
会話の時に入れ歯が外れたりした経験があることでしょう。
そんな時に使いたくなるのが「入れ歯安定剤」です。
文字通り入れ歯を安定させるための製品で、
【ポリグリップ】や【タフグリップ】が知られています。
今回は、そんな入れ歯安定剤の役割やタイプ別の特徴や使用間に
歯科受診が推奨される理由などを関原デンタルクリニックがわかりやすく解説をします。


入れ歯安定剤の役割

入れ歯安定剤には、食事や会話の時に入れ歯がずれたり、
外れたりすることがないように安定させる役割があります。
また、適合の悪い入れ歯は、装着しているだけで痛みが生じる場合があります。
そうしたケースでは、入れ歯安定剤を使用することで口腔内への適合性が向上し、
痛みや不快症状を和らげる効果が期待できます。


入れ歯安定剤のタイプ別


入れ歯安定剤は、
【パウダータイプ】
【クリームタイプ】
【シートタイプ】
【クッションタイプ】


の4種類に大きく分けられます。


●パウダータイプ
パウダー状の安定剤を入れ歯にふりかけるような形で使用します。
入れ歯のガタつきが軽度の症例に適した安定剤です。


●クリームタイプ
クリーム状の安定剤を適量取り出して、義歯床に塗布します。
クリームタイプの入れ歯安定剤は、唾液や水によって粘着力が増して、
粘膜との吸着も強くなっていきます。使用方法が簡便で、軽度から中等度の症例に適応できます。


●シートタイプ
シート状の製品を義歯床に貼り付けることで、入れ歯を安定化させます。
使用方法が少し難しいため、事前に歯科医師による指導を受けておくと良いでしょう。

●クッションタイプ
クッションタイプの入れ歯安定剤は、
ガタつきなどの症状が強く現れている症例に有効で
す。入れ歯と口腔粘膜との吸着が良く、入れ歯を取り外した後も使用可能です。


使用前に歯科受診をすすめる理由

このように、入れ歯安定剤にはいくつかの種類があります。
それぞれ異なる特徴を持ち、適した症例にも違いが見られるため、
使用前には歯科を受診することをおすすめします。
また、入れ歯安定剤というのは一時的に使用するものなので、
自己判断で使い続けるのは良くありません。
そもそも入れ歯がガタつくということは、人工歯や義歯床、クラスプなどに何らかの異常
があったり、お口の粘膜が変化していたりする可能性が高いため、入れ歯の調整が必要と
なります。それにも関わらず、入れ歯安定剤でだましだまし使い続けることは、お口の健
康に良くないことから、まずは歯科医師の意見を聞くようにしましょう。
入れ歯のガタつきや不具合にお悩みであれば、
お気軽に関原デンタルクリニックまでご相談ください。
当院は武蔵小杉で入れ歯治療に力を入れている歯医者さんです。

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妊娠中の歯科治療について

妊娠中の歯科治療

妊娠中は、お口の中のトラブルが起こりやすいことをご存知でしょうか?
普段よりも「歯周病」や「虫歯」になりやすく、放置するとより深刻な症状へと
発展しかねないため注意が必要です。
今回は、妊娠中のお口のトラブルや歯科治療について、
武蔵小杉の関原デンタルクリニックがわかりやすく解説をします。



妊娠中のお口の中


妊娠中は、ホルモンバランスの変化によって唾液の分泌量が低下します。
また、食習慣の乱れやつわりによる影響で歯磨きが難しくなることから
お口の中が不潔になりやすい点にも注意が必要です。

妊娠中に起こる影響

私たちの唾液には、
【抗菌作用】
【殺菌作用】
【自浄作用】
【緩衝作用】
【歯の再石灰化を促進する作用】などが備わっています。
ホルモンバランスの変化によって、その唾液の量が減ると、
細菌が繁殖しやすくなるだけでなく、酸性に傾いた口内環境を中性付近に戻しにくくなっ
たり、脱灰したエナメル質を修復できなくなったりするのです。
こうした影響は、妊娠期で顕著に見られます。

妊娠中のお口の中のトラブル


お口の中の環境が悪い方に変化する妊娠期には、
歯周病や虫歯の発症リスクが高まります。とくに歯周病には注意が必要で、
【妊娠性歯肉炎】は妊婦さんの誰もがかかり得る病気となっています。
歯肉炎の段階であれば、症状が歯茎の腫れや出血程度にとどまりますし、
妊娠期を終えると自然に治癒していきますが、歯周炎になると
歯茎や顎の骨の破壊が進むことに加え、早産・低体重児出産のリスクも生じます。
なので、妊娠中の歯周病は軽視せず、適切な時期に治療を受けることをおすすめします。

妊婦さんが歯科治療を行える時期


妊娠期は、「初期」・「中期」・「後期」の3つに分けられ、
妊婦さんが歯科治療を安全に受けられるのは安定期に当たる「中期」です。
妊娠初期はお腹の赤ちゃんの発育が急速に進む時期なので、
妊婦さんの心身に大きな負担のかかる処置は避けた方が良いです。
出産が間近に迫っている妊娠後期も安静に過ごしておいた方が良いでしょう。
ちなみに、妊娠中期なら定期検診はもちろんのこと、
麻酔を打って歯を削る虫歯治療や歯石を取る歯周病治療も問題なく受けられます。
レントゲンも撮影可能です。

妊娠中の歯磨き

妊娠中は、味覚が変化することがあるため、
普段使っている定番のミント味が苦手になるかもしれません。
つわりの症状が強い時は、ミント味で吐き気を催すこともあるでしょう。
ですから、妊娠中は風味がついていない、あるいはあまり強くない歯磨き粉を選んだ方
が良いです。近年は、無添加で刺激の少ない歯磨き粉も多数、販売されています。

まとめ


今回は、妊娠中のお口の変化や歯科治療について、
武蔵小杉の関原デンタルクリニックが解説をしました。
妊娠中はホルモンバランスの変化によって唾液の分泌量が減少し、
つわりの影響で歯磨きが疎かになることで、口内細菌の活動が活発化します。
その結果、歯周病や虫歯リスクが高くなるため、
妊娠期間中も定期検診を受けることが推奨されます。
妊婦さんが歯周病や虫歯になってしまったら、
母子ともに安定する妊娠中期に歯科治療を受けると良いでしょう。
当院でも妊婦さんへの歯科治療を実施しておりますので、
妊娠中のお口のトラブルにお悩みなら、いつでもお気軽にご相談ください。

武蔵小杉の歯医者【関原デンタルクリニック】

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ミュータンス菌と糖分について

はじめに、
細菌感染症の一種である虫歯には、いくつかの原因菌が存在しています。
その中で最も有名かつ注意が必要なのは「ミュータンス菌」です。


ミュータンス菌とは

正式には「ストレプトコッカス・ミュータンス(Streptococcus mutans)」と呼ばれる通
性嫌気性の細菌で、虫歯の最初の段階で大きな役割を果たします。具体的には、グルカン
という粘着性の多糖体をつくり、歯垢の形成を促します。同時に、酸を作って歯質を溶か
すことで、虫歯を発生させます。


ミュータンス菌と糖分の関係

ミュータンス菌のエネルギー源は糖分です。
とくに砂糖を構成するスクロースが大好物で、お菓子やケーキなどを食べた後は
ミュータンス菌の活動が活発になり、グルカンおよび酸の酸性も促進されます。
ごはんやパン、パスタといった炭水化物も糖分であり、
分解される過程でミュータンス菌が利用可能な物質へと変化することから、
虫歯のリスクが高まります。
つまり、ミュータンス菌のエサとなるのは砂糖(スクロース)だけではなく、
糖質全般といえるのです。


虫歯の進行

糖分の摂取量が多く、口腔衛生状態も悪い人は、歯垢や歯石が堆積してミュータンス菌の
数が増えていきます。その結果、虫歯は次のような流れで段階的に進行します。

【CO:初期虫歯】

発生して間もない虫歯で、歯面に白いシミが認められます。虫歯による穴はあいていませ
ん。

【C1:エナメル質の虫歯】

エナメル質に穴があいている状態です。痛みを感じることはありません。

【C2:象牙質の虫歯】

象牙質まで達している深い虫歯です。冷たいものや甘いもので歯がしみるようになります

【C3:歯の神経にまで達した虫歯】

歯の神経と血管で構成された歯髄(しずい)に感染が及んでいます。

【C4:残根状態】

歯冠がボロボロになり、歯根だけになった状態です。歯の神経は死んでいます。


予防と対策

虫歯を予防するためには、まず歯垢の形成を抑えることが必要です。
ミュータンス菌のエサとなる糖分の摂取を控えれば、
グルカンが作られず、歯垢も形成されません。
糖分を摂取しても、食後の歯磨きをしっかりと行うことで、
ミュータンス菌の活動は抑えられます。
1日1回でもプラークフリーな状態を作ることができれば、
ミュータンス菌が異常繁殖することもないでしょう。
正しい歯磨きの方法は、歯科医院のブラッシング指導で身に付けてください。


まとめ

今回は、虫歯の原因菌であるミュータンス菌について、
武蔵小杉の歯医者「関原デンタルクリニック」が解説しました。
ミュータンス菌は糖分を材料にしてグルカンという歯垢の元を作ったり、
歯を溶かす酸を産生したりする細菌です。
糖分の摂取量が多い人や口腔衛生状態が悪い人は、
ミュータンス菌が繁殖しやすくなっているため十分にご注意ください。
歯科の定期検診を受けることで、虫歯になりにくい食事のとりかたや歯磨きの方法を学
ぶことができますので、虫歯予防を徹底したい方はいつでもお気軽に当院までご連絡くだ
さい。

武蔵小杉の歯医者【関原デンタルクリニック】

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歯周病と嚥下機能の関係

歯周病は、歯茎や顎の骨にとどまらず、広い範囲に悪影響をもたらす病気として認知
されつつあります。歯周病が(糖尿病)(脳梗塞)(心筋梗塞)などを誘発することは
、皆さんもご存知かもしれませんね。
今回はそんな歯周病と嚥下機能との関係について、関原デンタルクリニックが
わかりやすく解説をします。


歯周病とは

P.g菌に代表される歯周病菌が原因で、歯茎・歯根膜・歯槽骨に炎症を
もたらす病気です。歯面や歯周ポケット内に歯石がたまることにより細菌の足場となって、
歯周病リスクが増大します。歯周病を発症すると、次のような症状が現れます。

・歯茎の腫れ
・歯茎からの出血
・歯茎が退縮
・歯が動揺
・歯が脱落


嚥下とは

食べ物や飲み物を飲み込むことを指します。
お口の中に含んだ食べ物や飲み物を食道へと送り込む動作で、
口腔周囲の筋肉や神経などが強調して働くことでスムーズに遂行できます。
この動作が上手くいかないと、食べ物や飲み物が喉で詰まったり、
食道ではなく気道へと送り込まれたりするため、十分な注意が必要です。


歯周病が嚥下に与える影響は

歯周病が進行すると、歯茎や歯槽骨が破壊されて、歯が動揺するようになります。
その結果、咀嚼機能が低下して、食べ物を十分に噛み砕くことができず、大きな食塊の
まま嚥下することになるのです。それは嚥下を困難にすると同時に、誤嚥のリスクを
高めることにもつながります。
また、口腔内で繁殖した細菌が咽頭や喉頭にまで炎症反応などをもたらすと、飲み込
む時に使う筋肉や神経の働きも阻害することになり、嚥下障害を引き起す場合もあり
ます。実際、嚥下障害が見られる高齢の方は、歯周病が進行していることが多いです。


予防と管理

歯周病と嚥下障害は、どちらも予防することが可能です。
歯周病は、歯科検診を定期的に受けていれば、
歯周病の原因となる歯垢や歯石を取り除くことが可能です。
定期検診では、セルフケアでもプラークフリーな状態が作れるように、ブラッシング指導
も実施されます。
嚥下障害は、口腔周囲筋を鍛えたり、適切な方法で食事をしたりすることで予防しや
すくなります。もうすでに飲み込む力に衰えを感じている人は、歯科医院や訪問診療
で摂食嚥下リハビリテーションを受けましょう。専門家によるリハビリで、
正しい嚥下方法を身に付けられるようになります。
こうした歯周病と嚥下障害の予防管理は、必ず歯科医師や歯科衛生士といった専門家
とともに進めていくようにしてください。お口の病気や異常の予防管理を自己流でや
ることには限界があります。


まとめ

今回は、歯周病と嚥下機能の関係について、武蔵小杉の関原デンタルクリニックが解
説しました。歯周病は、歯茎や歯槽骨を破壊する中で、咀嚼機能や嚥下機能にまで悪
影響をもたらす怖い病気です。その他にもさまざまな全身疾患を引き起こすリスクを
伴うことから、積極的な予防が必要となります。そんな歯周病の予防管理を徹底した
い方は、いつでもお気軽に当院までご相談ください。

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どうして歯並びが悪くなる?

歯並びが悪くなる原因はいくつかに分けられます。その原因を知ることで、悪い歯並びを治す方法が見つかるだけでなく、予防や再発も防げるようになります。今回はそんな歯並びが悪くなる原因とその症状を放置するリスク、治療する方法と予防する方法を武蔵小杉の関原デンタルクリニックがわかりやすく解説をします。


歯並びが悪くなる原因

歯並びが悪くなる原因としては、以下の4つが挙げられます。

【原因1】 遺伝

歯の形・大きさ・本数や顎の骨格は遺伝的な要因によって決まる部分が大きいです。

【原因2】 生活習慣・悪習癖

・指しゃぶり

・舌を前に突き出す癖(舌突出癖)

・唇を噛む癖

・頬杖をつく癖

・口呼吸

・片側だけで噛む癖

こうした習慣は、さまざまな歯列不正・不正咬合を誘発します。

【原因3】乳歯の虫歯

乳歯の虫歯が重症化して、早期に脱落すると、永久歯が生えてくるためのスペースが埋まってしまい、結果して出っ歯や乱ぐい歯などを引き起こします。虫歯菌が乳歯の根の先から漏れ出て、すぐ下に控えている永久歯に接触すると、萌出遅延や形成不全を引き起こすこともあります。

【原因4】歯の喪失

外傷や虫歯、歯周病などで歯を失い、その状態を放置していると、欠損部を埋めるような形で周りの歯が移動を始めます。その結果、全体の歯並びが乱れていきます。


歯並びが悪いことによるリスク

悪い歯並びを放置していると、次のようなリスクを伴います

・悪い歯並びがコンプレックスになる

・顔貌に歪みが生じる

・清掃性が悪いため、虫歯や歯周病になりやすい

・特定の歯に大きな負担がかかってその寿命を縮めてしまう

・顎関節症になりやすい

・食べ物を十分に咀嚼できないことから、胃腸に大きな負担がかかる

・発音や滑舌が悪くなる


歯並びを治す方法

悪い歯並びを治す方法としては、矯正治療が挙げられます。お子様の場合は小児矯正、大人の方は成人矯正で悪い歯並びを改善します。成人矯正は、ワイヤー矯正とマウスピース矯正の2つに大きく分けられます。骨格的な異常に由来する歯列不正・不正咬合は、外科矯正の併用が必要となる場合も珍しくありません。

・小児矯正

・成人矯正(ワイヤー矯正、マウスピース型矯正)

・外科矯正


歯並びを悪くなるのを予防する方法

歯並びが悪くなる後天的な原因は、意識的に取り除くことが可能です。具体的には以下の方法で、歯並びが悪くなるのを予防しましょう。

・指しゃぶりや口呼吸などの悪習癖を改善する

・乳歯の虫歯を予防、もしくは早期に治療する

・定期検診を受けて歯を喪失するリスクを減らす

これらを実践するだけでも、後天的な歯並びの乱れを予防しやすくなります。先天的な原因に関しては、小児期に適切な矯正治療を受けることで、重症化を免れます。


まとめ

このように、歯並びが悪くなる原因は先天的なものと後天的なものの2つに大きく分けられます。後者に関しては、患者様自身の努力・取り組みである程度、予防することが可能です。もうすでに悪くなってしまった歯並びは、歯科医院での専門的な矯正治療でなければ改善が難しいため、出っ歯や受け口、乱ぐい歯などに悩まされている方は、ぜひ武蔵小杉の関原デンタルクリニックまでご相談ください。

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エアフローってなに?歯にどんな効果がある?

エアフロー について

歯のクリーニングでは、エアフローという処置を施すことがあります。
歯の審美性が向上するだけでなく、虫歯や歯周病の予防効果も期待できる処置なので、皆さんも積極的にご利用ください。
今回はそんなエアフローの特徴やメリット・デメリット、留意点などを武蔵小杉の歯医者「関原デンタルクリニック」がわかりやすく解説をします。


エアフロー とは

エアフローとは、重曹(炭酸水素ナトリウム)やアミノ酸などで構成される微粒子を
ジェット噴射で歯面に吹き付ける歯のクリーニングです。
歯ブラシによるブラッシングや通常のクリーニングでは取り除くことが難しい着色汚れも、
短時間で効率良く除去できます。
微粒子を強圧で吹き付ける点に不安を感じるかもしれませんが、施術に強い痛みを伴うこ
とはまずありませんのでご安心ください。


【メリット】

・短時間でクリーニングが終わる
・歯の隅々まで清掃できる
・タバコのヤニなどもきれいの取り除ける
・詰め物や被せ物などを傷つけにくい
・汚れの再付着が起こりにくくなる
・細菌の集合体であるバイオフィルムを一掃できる


【デメリット】

・保険が適用されない
・稀に知覚過敏の症状が現れる
・お口や身体の状態によっては施術ができない


【エアフローをオススメしたい方】

・タバコのヤニがたまっている
・歯のクリーニングを短時間で終わらせたい
・歯を本来の白さに戻したい
・矯正装置を装着している
・ブリッジやインプラントなどが入っている


マルチブラケット装置やブリッジ、インプラントなどは、構造がとても複雑なので、
歯ブラシによるブラッシングはもちろん、
通常のクリーニングでも汚れをきれいに取り除くことが難しいです。
微粒子を強圧で噴射するエアフローなら、そうした複雑な口内環境でも
短時間で汚れを除去できます。


【ご留意点】

●知覚過敏がある人は歯がしみる症状が出やすい歯が摩耗していたり、
歯根面が露出していたりすることで、知覚過敏を発症している人は、
エアフローで歯がしみる症状が出やすいためご注意ください。


●ホワイトニング効果はありません
エアフローは、あくまで歯のクリーニングであるため、
ホワイトニングのような漂白作用は期待できません。
タバコのヤニやコーヒーによるステインなど、歯面に付着した汚れを
除去するにとどまります。


●仕上げにPMTCを行うと良い
エアフローによってしつこいステインなどを除去した後は、
歯面を磨くPMTCを行うと良いでしょう。歯の表面がツルツルになり、
汚れの再付着をより防ぎやすくなります。


●全身の健康状態を考慮する必要がある
エアフローは、安全性が保証されたクリーニング法ですが、
放射線治療中、妊娠中、ぜんそくなどの呼吸疾患を患っている、
ナトリウム摂取制限がある、といった方には施術できないことがありますのでご注意ください。


【まとめ】

今回は、歯のクリーニングで行うエアフローについて、武蔵小杉の関原デンタルクリニッ
クが解説しました。重曹とアミノ酸で構成される微粒子をジェット噴射で吹き付けて汚れ
を落とすエアフロー。通常のクリーニングでは得られない爽快感がやみつきになるという
患者さんも少なくありません。とくにコーヒーや赤ワインなどを習慣的に摂取していて、
ステインに悩まされている方には強くオススメできます。本文でも述べましたが、エアフ
ローで歯や歯茎が傷つくことはありませんので、その点もご安心ください。

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口内炎について

口内炎ができる原因は?対処法と予防策も解説


口内炎は、誰もが一度は経験することのあるお口のトラブルです。
人によっては口内炎が頻繁にできるため、日常生活に支障をきたしている場合もあるでしょう。
今回はそんな口内炎ができる原因や対処法、予防策などを
武蔵小杉の関原デンタルクリニックがわかりやすく解説をします。

口内炎について


口内炎は、口腔粘膜に生じる炎症の総称で、主に以下のような種類が挙げられます。


・アフタ性口内炎
・カタル性口内炎
・ヘルペス性口内炎
・カンジダ性口内炎


この中でも日常的に現れやすいのがアフタ性口内炎とカタル性口内炎ですので、
今回はこの2つに焦点を当てて解説を進めていきます。

口内炎の原因


【アフタ性口内炎の原因】


口腔粘膜に円形の白っぽい潰瘍ができるアフタ性口内炎は、ストレスや疲労、睡眠不足、
栄養不足などに由来する免疫力の低下が原因となりやすいです。とくにビタミンB2が不足
している場合は、アフタ性口内炎になりやすいため十分な注意が必要です

【カタル性口内炎の原因】


口腔粘膜にびらんや潰瘍ができるカタル性口内炎は、
適合の悪い入れ歯や矯正装置、頬の内側を誤って噛んでしまった時などの刺激が原因となります。

口内炎の発生機序

アフタ性口内炎の原因は免疫力の低下と考えられていますが、どのような仕組みで発生す
るのかはまだ解明されていません。カタル性口内炎の発生機序はシンプルで、口腔粘膜に
機械的な刺激が加わることでその一部が損傷し、炎症反応が起こります。患部が細菌に感
染すると、痛みや腫れが強く現れます。

口内炎の対処法


【アフタ性口内炎の対処法】


十分な栄養と睡眠をとることが重要です。痛みなどの症状が強い場合は、市販の口内炎薬
を使用するか、病院を受診して軟膏などを処方してもらいましょう。また、口腔衛生状態
を良好に保つことで、細菌への感染を抑えることができます。
【カタル性口内炎の対処法】
カタル性口内炎も安静に過ごすこと、口腔衛生状態を良好に保つことが必須となりますが
、根本的な原因となっている入れ歯や矯正装置を調整しなければなりません。頬の内側を
誤って噛んだ原因が詰め物・被せ物の不具合に由来している場合もそれらを歯科医院で調
整する必要があります。


口内炎の予防策

これからはもう口内炎の症状に悩まされたくないという方は、
次のことを実践してみてください。


・十分な栄養をとる(とくにビタミンB2)
・十分な睡眠をとる
・自分なりの方法でストレスを発散する
・セルフケアとプロフェッショナルケアを両立して口内環境を衛生に保つ
・適合の悪い入れ歯や矯正装置は早めに調整してもらう


まとめ

今回は、口内炎ができる原因や対処法、予防法などを解説しました。
口内炎は全身の免疫力が低下することで発症リスクが高まる病気ですが、
カタル性口内炎のように口腔内の装置が直接的な原因となる場合もあるため注意が必要です。
そんな口内炎の症状に悩まされていて、原因もよくわからないという方は、
いつでもお気軽に武蔵小杉の関原デンタルクリニックまでご相談ください。

武蔵小杉の歯医者【関原デンタルクリニック】

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虫歯になりやすい人の特徴と予防

虫歯とは

虫歯はすべての人にリスクがある病気ですが、
【 なりやすい人 】と【 なりにくい人 】がいるのも事実です。
毎日歯磨きしているのになぜか虫歯なってしまった。
治療を受けてもまたすぐ虫歯が再発する。
今回の記事はそんな虫歯になりやすい人の特徴や効率よく予防する方法
などを武蔵小杉の関原デンタルクリニックがわかりやすく解説をします。


虫歯のメカニズム

細菌感染症の一種である虫歯は、
ミュータンス菌に代表される虫歯菌への感染によって発症します。
歯垢や歯石を足場として繁殖した虫歯菌が食品に含まれる糖をエネルギー源に
して生命活動を営みます。
その過程で作られる酸がエナメル質や象牙質を溶かしていくのです。

虫歯を防止するポイント

虫歯は、「歯質」「細菌」「糖質」の3つの要素が組み合わさって初めて成立します。
つまり、砂糖の多いお菓子を食べているだけでは、必ずしも虫歯にはならないということです。
そこで虫歯を効率よく予防するために意識していただきたいのが
次の3つのポイントです。

ポイント1:フッ素で歯を強くする

フッ素は、歯の再石灰化を促すと同時に、
酸への抵抗力が高いフルオロアパタイトという特別な構造を作り上げてくれます。
ですから、歯磨き粉はフッ素入りのものを使い、
歯科医院でのフッ素塗布も定期的に受けるようにしましょう。

ポイント2:口腔ケアで細菌を減らす

お口の中の虫歯菌の数が少なければ、虫歯になることはほとんどありません。
口腔ケアをしっかり行って、虫歯菌の住処となる歯垢や歯石をためこまないようにしましょう。
歯と歯の間の汚れはデンタルフロスや歯間ブラシで除去してください。

ポイント3:糖質の摂取量を管理する

糖質自体は決して悪いものではありませんが、
過剰に摂取すると虫歯菌が元気になってしまいます。
とくに砂糖(スクロース)は、ミュータンス菌の大好物なので、その摂取量は
きちんと管理するようにしてください。
同じお菓子でも、キシリトールなどの代用糖を使った製品なら虫歯リスクは上がりません。


虫歯になりやすい人の特徴

●フッ素入り歯磨き粉を使っていない
●歯磨きを十分に行えていない
●間食が多い
●砂糖が多く含まれた食品を好んで食べている


その他、
【 遺伝的に歯質が弱い 】
【 歯並びが悪い 】
【 唾液の分泌量が少ない 】
【 口呼吸 】をしている
といった症状がある人も虫歯になりやすいといえます。


虫歯にならないために心がけること

虫歯を予防したい人は、虫歯になりやすい人の習慣を反面教師にしましょう。
つまり、フッ素入り歯磨き粉を使い、歯科医院で習った正しい方法で歯磨きをしてください。
間食を減らし、糖質の摂取量を管理することも重要です。
毎日の生活の中で「歯質」「細菌」「糖質」という3つの観点から
口腔衛生に向かうことが虫歯予防への近道といえます。


まとめ

今回は、虫歯になりやすい人の特徴と予防するためのポイントを
武蔵小杉の関原デンタルクリニックが解説しました。
口腔ケアにフッ素を活用しておらず、歯垢や歯石が堆積している。
さらには糖質をたくさん摂取している人は、いつ虫歯になってもおかしくはありま
せんので十分にご注意ください。
虫歯を予防するためには、歯質・細菌・糖質という3つの観点から
口腔衛生に配慮する必要があります。皆さんも虫歯になるメカニズムを正しく
理解して、「虫歯になりにくい人」になりましょう。

武蔵小杉の歯医者【関原デンタルクリニック】

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