こんにちは。
関原デンタルクリニックです。
毎日の歯みがきは、むし歯や歯周病を防ぐために欠かせない習慣です。
丁寧に歯をみがいているつもりでも、実は歯ブラシだけでは取り除ききれない汚れがあります。
「歯ブラシだけでは約40%の汚れが残る」という話を聞いたことがある方もいるかもしれません。
では、この「約40%」という数字は、いったい何を意味しているのでしょうか。
今回は、歯ブラシだけでは汚れが残りやすい理由や、「約40%」という数字をどのように考えればよいのかについてご紹介します。

「40%」は何を表しているの?
歯みがきの効果を調べる研究では、歯みがき前後のプラークの付着状態を確認し、どの程度清掃できたかを評価することがあります。
その結果として、「歯ブラシだけでは一定量のプラークが残る」ということが示されています。
ただし、ここで注意したいのが「約40%」という数字を、そのまま自分のお口に当てはめないことです。
歯の本数や歯並び、歯ぐきの状態、歯ブラシの種類、みがき方、みがく時間などによって、清掃状態は大きく変わります。
つまり、「誰でも必ず40%の汚れが残る」という意味ではありません。
なぜ歯ブラシだけでは限界があるの?

歯ブラシは、歯の表面や歯ぐきの境目などを清掃するために重要な道具です。
一方で、お口の中には歯ブラシの毛先が物理的に届きにくい場所があります。
例えば、歯と歯が接している部分です。
ここは歯ブラシを丁寧に当てても、毛先が十分に入り込むとは限りません。また、歯の形は一人ひとり違うため、同じように歯みがきをしていても、プラークが残りやすい場所には個人差があります。
さらに、奥歯の噛み合わせの溝や、歯並びが重なっている部分なども、みがき残しが生じやすい場所です。
つまり、歯みがきが「下手だから汚れが残る」というだけではなく、歯ブラシという道具だけでは届きにくい場所があることが理由のひとつなのです。
大切なのは「40%」という数字より、残りやすい場所を知ること
「40%も残るなら、歯みがきを頑張っても意味がない」と思う必要はありません。
むしろ大切なのは、数字そのものよりも、自分のお口の中でどこにみがき残しがあるのかを知ることです。
当院では、プラークを染め出して、普段の歯みがきでどこに汚れが残りやすいかを確認しています。
実際に目で見ることで、「奥歯の内側に残りやすい」「いつも同じ場所がみがけていない」など、自分では気づきにくいクセを知ることができます。
そして、その部分を意識してみがき方を変えるだけでも、毎日のセルフケアを見直すきっかけになります。
毎日の歯みがきを「量」から「質」へ
歯みがきは、長い時間みがけばよいというものでもありません。
大切なのは、自分の歯の状態に合わせて、汚れが残りやすい場所を意識してみがくことです。
「毎日歯みがきをしているから大丈夫」と思っていても、実際に確認してみると、同じ場所に汚れが残っていることがあります。反対に、自分の苦手な場所がわかれば、そこを重点的にケアすることができます。
定期的にお口の状態をチェックし、自分に合った歯みがき方法を身につけることも、むし歯や歯周病の予防につながります。
まとめ

「歯ブラシだけでは約40%の汚れが残る」という数字は、すべての人にそのまま当てはまるものではありません。
しかし、歯ブラシだけでは清掃しにくい場所があり、みがき残しが生じることはあります。だからこそ、自分のお口の中でどこに汚れが残りやすいのかを知ることが大切です。
毎日の歯みがきを見直し、定期的な歯科検診も取り入れながら、より効果的な口腔ケアを続けていきましょう。
日付: 2026年10月9日 カテゴリ:お知らせ, スタッフブログ, 歯ブラシだけでは約40%の汚れが残るって本当?
















